2002年オーストラリア自転車ワールドカップ第1戦・クーマと
ステージレース「ツール・ド・スノーウイ」、
ニュージーランド自転車ワールドカップ 第2戦・ハミルトンの
日本個人参加チームのマネージャー兼カバン持ち日記
オーストラリア怒涛のスケジュール編!!


2月28日(木曜日)曇り時々雨ちょっぴり

2月27日に日本を出発。しかし、出発までが凄くドタバタしてしまった(まあ、いつもの事と言えばそうだが)。
まず、直前までのスケジュールがキツかった。1月のシクロクロス全日本から始まり、PC関係業務は忙しいのに
2週間もお休みをいただけてしまったので、仕事の引継ぎをガッチリしないといけないし。そして、うちのチームで
がんばってくれていた舟橋嬢が結婚したので、その披露パーティー司会進行を新チーム員の須藤マンとこなす。
新刊の入稿もあるし、サイスポで急遽、シクロクロスの紹介記事を書かせてもらうことになったので、そっちもまとめ
て、同時進行で出国に必要な手続きを・・・ ああ、本気で死ぬかと思ったあ。
当日は新刊の発送が日本留守中になってしまうので友人に発送用具一式を送ったりしたものの、まあ何とか
時間どおりに家を出られる・・・と準備したら、カード会社から速達!何と今回の滞在用に用意していたシティ・
バンクのカードが1回「あんたブー攻撃(ようは審査不認定)」を受けていたのに、急遽OKになって「カードが
出来ているから取りに来い!!」とのこと。スグに支度して郵便局で受け取りと手続き。さらに一緒に送られて
きた速達にニフティのパスワード変更のお知らせも入っていて、こちらで試験通信。出国後に電話で聞こうと
思っていたので間に合って良かった・・・が時間がドンドンなくなってしまい、成田空港に着いたのが出発の1時
間半前という滑り込みだった。荷物を4つも持って成田空港を走るのは体に悪いです。ハイ。

さて無事に大韓航空機に乗った藤野は夕飯のビビンバを平らげて即爆睡。お陰で、いつもは夜中に上映する
映画もまったく見ないで(つまんないのが多かったせいもあるけど)寝てしまった。グーグー。
シドニー空港にはオンタイムの朝7時半に到着。しかしココで待ち合わせの監督・成田加津利サンが来ない。
到着情報を見ていたら搭乗しているマレーシア航空便の到着時間が目の前でドンドン加算されていく。
ようは刻々と遅れているのだ。乗り継ぎ便のカンタスは9時半に搭乗しないと間に合わない。
かくして・・・成田サンは無事に着いたが乗り継ぎ便は間に合わず。しかもインターネットのダイレクト予約で席を
予約したのに変更がきかないという。しかも「マレーシア航空の遅れの件は知らないので理由にならない」と。
ちょっと待てエ!さっきカウンター中の放送で「マレーシア航空の便で来た客は早くチェックインしろ」とかの放送が
あったろうよ!悔しいので文句言ってやったら、今度はバスに乗せられる。行き先は国内便専用ターミナル。
ここで、もう一回交渉してみたら、ちょっと間があって後「OK。次の便にスグ乗って!」。うわー、良かった。

午後1時、やっとキャンベラ空港に到着。ココで11時には到着していた唐見実世子チャンと合流。すぐに宿に
向かう。宿では今回のメンバーにアメリカから参加している嶋田広子サンと初対面。メールでは何度もやりとり
はしていたが会った印象は、とにかく明るい!良かった、ヘンなヒトじゃなくて。変なのは私一人で十分じゃ。
この後、西 加南子チャンと坂井田理沙ちゃんとも合流。2人とも早めにオーストラリア・クーマに到着して合宿
をしていたが元気そうだ。唐見チャンもメルボルンで早めの調整をしていて、やる気マンマン。準備は万端だね。

明日は調整と買い物とおしゃべりとテレビ。なんだそりゃ。

3月1日(金曜日)晴れ。でもそんなに暑くない。

朝6時半に起床。朝ゴハンは自分たちで支度するので昨日買いこんだパンなどを食堂に持ち込む。そこでアメ リカ生活9年という嶋田サンが宿の主人を捕まえて食堂の台所を使わせてくれるように交渉。お陰で暖かい食事 を朝からいただく。しかも調理してくれるのは元コックという成田さん。うまいに決まってます!うーん、贅沢。

十分な朝食のあとに軽く走りにいくのを車で着いていく。今日は試合の2日前なので軽め。クーマからすこし外れた道を走っていく。ああ、私も去年はこーゆー所を1ヶ月も滞在して走っていたのだなあ。感慨深い(ココロ涙)。にょ(イミなし)。
天気は良いが風が強くて大変そう。まあ、だだっぴろい草原脇の道だから風の影響をモロ受けるがしょうがない。耐えてこそ・・・。
2時間ほど走って選手は無事帰還。私と成田さんで昼食の準備。そこでバカな私はスパゲッティを大量に茹でて余らせてしまう。そこに丁度宿の主人がいたので、おすそ分け。成田さんレシピのパスタは好評でした。流れる石と書いて「流石」。

午後は成田サンは自転車の整備。私は取材や雑用。加南チャン、リサちゃん、嶋田さんは近くにある町までマッサージに行き唐見チャンは自転車のホイールに乗っかっていた(写真)・・・というのは冗談でコノ車輪が彼女の最新兵器・アラヤの「プロ・ホイール」という代物。コレが尋常じゃなく軽いんだ!しかも山も平地もOKのオールマイティーだそう。エエ物ありますなあ。ね?須藤マン?!

3月2日(土曜日)見事な晴れ

今日は明日のワールドカップとその後のツール・ド・スノーウイの受付(レジストレーション)と監督会議が午後から
ある。それまでの時間、選手はワールドカップのコースになるクーマからスレドボまでを自転車と車で下見。私は、
お留守番がてら空いた少しの時間を利用して取材原稿まとめと日曜日以降のスケジュールを確認。
午後4時から受付と監督会議。初日にワールドカップで次のステージレースが3日間のみというキビしい日程で、
連絡事項が多いはずだが、そこはオージー。まったくいつものとおりの「まったり」モードでミーティング。途中で話が
こじれたら適当に席を立って話し合いしだしたりと本当に自由。アハハ。ココの運営スタッフとは1年ぶりに顔を会わ
せたのだが皆さんお元気でしたわ。主催者のフィルさんは、ますますコロコロと肥えて「忙しいから食べちゃうのかな
あ」と余計な心配。イアンさんもクーマ・スポーツショップのオヤジも元気そう。そうそう、このクーマ・スポーツショッ
プの持つチーム「サイクル・クーマ」もエントリーしてた。他はバンポッペル先生(ツール・ド・フランスの名スプリンター
だったオランダ選手)率いるオランダ・ナショナルチーム、あとはUSA・キャノンデールチームに名門サターン・タイメッ
クス、そして世界チャンピオンにもなったハンカ・クッファナゲルのいるチーム・レーンデレン、オーストラリアの自転車
虎の穴「AIS」、そして日本のナショナルチーム。全部で14チーム・77人の参加となった。私が出ていた頃は120
人前後の参加者だったから・・・減ったよね。しかも今年は個人参加が増えて、凄い強い選手が1人で来て、そ
んな彼女らを集めて「インターナショナル」というその場のでっち上げチームを作って対処したりしていた。まあ、ウチ
らも個人参加希望選手の寄せ集めチームだけどね。でもうまくまとまっているよな。というか仲良いよ、ホントに。

3月3日(日曜日)ひなまつり日和な晴れ

ワールドカップ第1戦本番。今年はサーキットコースを何周回かするコースではなく、外に出て町へ移動するコー
ス。いきなり初日からスタッフも選手も準備の大変なレースになったが、ありがたい助っ人が来てくれたのだ!
唐見チャンのホームステイ先で練習の指導をしているボブさんとマフューさんが車で7時間飛ばしてクーマまで手
伝いに来てくれたのだよ。ココだけの話、実は日本ナショナルは選手4人に監督・マッサージャー・メカニック・通訳
・そして会計担当とスタッフ5人も来ている。私達は選手4人にスタッフはメカニックと私の2人だけ。しかしこれで、
スタッフは世界の女子選手に異様なぐらい詳しい現地オージー2人が加わって、さらに加南チャン理沙チャンが
クーマに1ヶ月も滞在していたので地元の人が応援に沢山来てくれているのだ。これって凄くない?!

キレイに晴れた最高のコンディションでクーマから103.1km先のスレドボに向けてレースはスタート。前日ホントは
もらえないはずだった車に積む無線をしつこく粘ってもらえたお陰でレースの状況が良く分かる。ヒロコさん感謝。
10時にスタート、15分後は77人集団のママ。10時21分9km地点で1人だけ早々にドロップ(集団から遅れてこ
ぼれること)。去年の私を見ているようだ(泣)。しばらくして落車発生、4人巻き込まれるが日本人に被害なし。
そのドサクサでニュージーランド・ナショナルチームとAISが2人抜け出す。
10時35分、ニュージー選手は集団に捕まる。もう1人のAISは1人で集団から逃げ続ける。
10時40分、逃げているAIS選手と後ろの集団との間が40秒の差。
10時50分、22km地点で逃げと集団の差が1分45秒に広がる。
11時02分、逃げと集団の差が1分35秒。11時10分には、また1分50秒の差になる。ウニウニ。
37km地点で集団と逃げているAIS選手の差がとうとう2分20秒まで開く。
43km地点で4人が集団から遅れる。この中にリサちゃんがいる。がんばれええ!!
51km地点でまたも2人クラッシュ。この中にアノ、ハンカ選手が!あああああ。集団と逃げてる選手の差は2分。
12時、AIS選手が集団に吸収される。デカイ集団にリサちゃんを含む4人が遅れている。
12時10分、1年前合宿で私と加南チャンが1ヶ月もお世話になったジンダバインという町のバンジョー・パターソン
・インの前を通過。一瞬で通りすぎるから誰もいないかなあ・・・と思って車の窓を開けて宿をチェックしたらナント
従業員の皆さんが覚えていたらしくて大騒ぎして手を振ってくれた!!私も声をかけつつ答える。お世話になりま
したよ、当時は。ありがとうね、また今度はゆっくり遊びに行きたいなあ。
この直後にスレドボに向かう登りにさしかかる。その途端に集団から遅れてちぎれる選手が大勢発生。
まず第1集団がいて、その後に日本ナショナルの木村春恵チャン、中村玉藻チャンとウチのチームのヒロコと加南
チャンを含む11人の第2集団。そしてリサちゃんのいる8人の第3集団という構成。ということはウチのチームの唐
見チャンと日本ナショナルの沖美穂サン、大塚歩チャンは第1集団にいるということだな。フンフン。凄いじょ!

12時25分、第2集団がんばって第1集団に追いつく。さっきの無線情報の訂正でAIS選手は逃げつづけている
らしい。その集団との差が35秒。
76km地点で68人のデカイ集団と3人の遅れ集団という構成という情報。あと残り6人は何処?!
12時30分、サターンのフランス人選手とオーストラリアの代表選手が逃げる。ということは逃げていたAIS選手は
集団に吸収されているらしい。お疲れ。 79km地点でオーストラリア代表が逃げまくる。
84.3km地点がマウンテンポイント。900m地点から1200m地点までを一気に10kmかけて登る。いやあ。
ここで集団がバラバラになる。この時にドロップしたウチの選手はヒロコさんと加南チャン。リサちゃんがずいぶん前
で、すでに遅れているので残るは唐見チャン・・・だったのだが彼女は後ろの変速機が故障。途中で失速してしま
う。凄く調子が良さそうだったので私は悔しかったが、ボブさんもマフューも、そして唐見チャン本人が一番悔しかっ
たろうなあ。明日からのスノーウイのレースで、挽回して欲しい。
ゴール手前時点でトップの集団が2つに分かれる。第1集団が7人、第2集団が15人。構成は第1集団にサター
ンが3選手、オーストラリア・ニュージー・オランダ・イギリス各1選手。第2集団が・・・いっぱい凄い選手(笑)。
ゴールはスプリント勝負!結果は1位がサターンのドイツ人選手のペトラ・ロスナー、2位がオーストラリア人のプロ
選手ロシェ・ギルモア、3位が去年の同じこのレースで2位だったオランダ選手のミリアム・メルシャー。おわわ。

日本選手の結果は沖 美穂・23位、大塚 歩・37位、唐見 実世子・46位、西 加南子・53位、
中村 玉藻・54位、嶋田 広子・61位、木村 春恵・64位、坂井田 理沙・67位でした。
明日からはステージレースのツール・ド・スノーウイですよ。ああ、ツアーが始まる・・・。

3月4日(月曜日)晴れで暑いよ、けっこう・・・。

ツール・ド・スノーウイ第1日目。昨日のゴール場所の宿泊地から1時間半離れたカンコバンへ10時のスタートに
間に合わすために朝早く移動。激しい昨日のレースの後に、つづら折りの下りが続く道を車で飛ばすのは選手に
かなりの負担だが、皆条件は一緒。去年はその移動コースがレースコースで選手はリスクの高い下りを飛ばした
のだが、ついていたスタッフ車も飛ばすので一緒だったマッサージャーの村川サンが車酔いを起こした。恐ろしい。
今年は移動のみなのでゆっくりと成田サンに運転してもらうが、それでも下りでは静かだった。やっぱ口を開くと朝食
が出てくるからか?!そんなでスタート1時間前に到着して支度。スタート場所に用意されたリフレッシュメント(ボラ
ンティアの人たちが手作り朝食とコーヒー、果物など)をスタッフ4人分がめてきつつ、ウロウロ。
昨日に引き続きボブとマフューがスタッフとしてチーム車に同乗。10時半に77kmの第1ステージがスタートした。

10時30分、ニュートラル走行(ゆっくり先導のオートバイを抜かさないように走る)の後スタート。
この時点で1人がDNS(スタートしていない)ことが伝わる。ワールドカップだけ出走したな。けっ。
10時37分、早速アタック(集団から抜け出すため)。4人が逃げる。また昨日も一番最初に集団から遅れた選
手が今日も遅れる。まるで去年の私を・・・(以下略)。
10時50分、逃げていた4人が集団に吸収。そして、また1人遅れる。
10時55分、集団から7人が遅れる。その中に加南チャン、リサちゃん、そしてオーストラリアの友人ジュディいる。
11時ちょうど、1人パンクで遅れる。さらに1人集団から遅れる。
11時23分、30km地点でAISの選手が1人逃げが決まり、メインの集団から20秒差をつける。
11時30分、逃げている選手が4人になる。メンバーはハンカとオーストラリア2人にアメリカ1人、集団と間20秒。
11時32分、日本ナショナルの春恵チャンが集団から落ちる。先頭4人と集団との差は15秒に縮む。
11時40分、さらに4人の選手が遅れる。
11時53分、マウンテンポイント通過(カテゴリー1のキツイ山)。そこで、さらに9人の選手が遅れる。
59km地点で7人の選手が集団から逃げる。そして集団からはナショナルの歩チャンを含む3人が遅れる。
その直後、唐見チャンを含む6人が集団から遅れる。
62km地点で、先頭集団のメンバーが判明。サターン2人、オランダ・ナショナル1人、オーストラリアナショナル1人
、ニュージー1人、スイスチャンピオン1人の構成。そして、さらに9人が集団から脱落。
67km地点、このあたりからもう一回のマウンテンポイント(カテゴリー2の山)。また1人集団から脱落。

スタートからゴールまで77km。昨日のワールドカップの「超スローペース(だって本当は昨日の試合でのジンダバ
イン・パターソンイン通過予想タイムが11時37分だったのに実際は12時10分・・・)」とはうって変わってのハイペー
ス展開となって、実は最後の10km分の記録が出来なくなってしまった。スイマセン。
1日目の結果は(日本人のみ)沖・11位(パチパチ)、唐見・29位、大塚・38位、嶋田・44位、中村・44位
木村・58位、西・62位、坂井田・67位でした。お疲れサマ!!
ちなみに、今日のトップは昨日のワールドカップ3位のオランダ・ミリアム選手でしたわ。

さて、1日目が終了してサービスランチのサンドイッチも平らげ、いざ!宿泊場所・・・と思ったが、教えられたとおりの道をいくら進んでも宿が見つからない。不安になって英語の達者な広子さんにもう一回会場にいるスタッフを捕まえて聞いてもらう。そしたらその人がナントその宿のオーナー夫人!詳しい説明を受けていたら「この宿(ローレルヒル・フォレストというトコ)は、元は刑務所だった建物をそのまま使った宿なのよ」だと。
無事到着してみたら、確かに各部屋のドアには妖しい覗き窓があるし、部屋が細い廊下で繋がっていたりと、言われてみれば、そんな作り。シャワーもトイレも男女の別がない。しかしこの試合は女子がメイン。男性はコソコソと、女性がどうどうとトイレを使っていたのが笑える。

食事の会場は別のキレイな所。ココの食事は皆に好評!特にデザートがおいしくて試合2日目で疲れの出ている選手には「おいしい甘いもの」はうれしい。ホレ、理沙チャンのこの表情を見よ!(右写真)よかったねえ。明日もがんばろーね。

そして2日間お手伝いしてくれたボブとマフューとはココでお別れ。本当にありがとうございました!!残りはスタッフ2人で選手のためにがんばろうと思うゾ。

3月5日(火曜日)晴れ。でも朝方と夜が寒い。

ツール・ド・スノーウイ第2日目。レースが2つあるので朝早くに起きて行動開始!元刑務所の臭くない朝メシを
いただきスタート地点へ移動。選手はアップ、スタッフは昨日ボブとマューが地元・メルボルンに帰ったので2人に
戻って出発の支度。実は無線が「聞けるけど、こっちの声が送れない」状態になっていたので新しい無線に変え
てもらう。そのお陰でスタート直後の各チームへのテスト応答に参加出来る。でも「JAPAN2(うちらのチームのこと。
ちなみにJAPAN1はナショナルの方)コピー」と 言われてこっちは普通に「コピー」と答えてるつもりだがナゼか毎回
無線で答えるのにドモってしまい「アアア、JAPAN2コーピー」とかやっちまうので笑われる。あああ。

9時30分、予定通りタンバルンバをスタート。直後に落車の連絡が入る。よく見たら唐見ちゃんも巻きこまれて
いる!!やばい!でも、スグに起き上がった。大丈夫だろう。
9時40分、今日は3人の選手がスタートしていないことが連絡で入る。そして2人が逃げているとの連絡。
9時45分、4人の選手が逃げているという情報、その中に歩チャンがいる。それいけ!!
その先頭逃げ4選手と集団との差が35秒。1人集団から遅れてこぼれる。さらに1人も落ちる。
10時03分、さらに6人の選手が集団から落ちる。その中に加南チャンが含まれている。うああ。
新情報で集団から逃げている選手が8人と判明、歩チャンはその中に健在しているようだ。

そして・・・唐見チャンが集団から抜けて自転車から降りてしまっている。どうしたのだろう?慌てて成田サンが車か
ら飛び降りる。パンクか?!いや自転車の後輪が動いていない。どうも後ろのディレーラー(変速機)が壊れてい
るらしい。成田サンがしばらくいじっているが動かない。深刻な故障のようだ。「変速機ダメみたいだったらやめます
・・・」。結局集団からもかなり離れてしまったので自転車を車に積んで彼女はリタイア。
調子は良かったから、とてももったいないが、まあ落車とかでケガをしたわけではないので良しとしたいか・・・。

10時30分、1人が逃げ集団からさらに逃げて、その1分後に逃げ集団。
30.5km地点、逃げが1分35秒に開く。オーストラリア1人がパンク。
10時40分、 中間地点のバトローの町を通過。一気に下る。逃げが1分20秒の間をつけて集団を離している。
10時55分、ゴールのトューミットまで18km地点。逃げと集団の差が1分40秒。
61km地点、逃げと集団の間1分40秒。
11時15分、残り5km。

ゴ−ルで1位はAISのオージー選手・アリソン・ライト。
日本人では大塚歩チャンが4位!逃げの集団にずっといられたらしい。凄いじょお!沖さんも10位の好位置。
あと、日本人の成績。中村・25位、嶋田・37位、木村・41位、坂井田・51位、西・61位、唐見リタイア。

今日は午後の試合もあるぞよ。コースは今日の前半戦のゴール地点トューミットからタルビンゴの50.7km。
短いが、最後の最後にダム近くのメチャ急な上り坂(たった1kmで200mも登る!)を克服しなければならない。
昼ゴハンに出た無料サンドイッチを積んでグングン気温が上昇する中、唐見チャンも一緒に車で出発!

午後1時ちょうどにスタート。いきなりAISの選手が1人で逃げ出す。このステージは慌てなくてもいいのに・・・。
しばらくして先頭で逃げたAISの選手に変わってボブとマフューに「アマゾン・ガール」と呼ばれているオーストラリア
のヘレン選手が集団から逃げる。なんで「アマゾン・ガール」かというとオンナなのに体が異様にデカいからだと。
1時17分、一発目の登り。5km登っていく。途中で又もや始め逃げていたAISの選手が逃げる。
集団との差は1分30秒。そして5人の選手が集団から遅れてしまう。
1時35分、登りの頂上(マウンテン・ポイント)1位通過は逃げていたAIS選手のサラ・カリガン。2位が別のチーム
のオージー人、3位はワールドカップ1位の「ハーフマン(ナゼかというと・・・レズビアンらしい!)」ペトラ選手。
集団から逃げている選手たちとの差が1分50秒。
22km地点、集団から逃げている選手がAIS選手1人、その1分後ろにオーストラリアの別の選手、その50秒後に
デカい集団という構成。
1時45分、24.5kmkm地点にさしかかる。ほぼ中盤というところかな。
29km地点、集団から逃げている2人と集団との差が1分50分。
2時ちょうど、沖サン・ハンカともう1人のニュージー選手が集団から逃げる。
35km地点、集団と逃げている選手との差は1分50秒。
2時10分、38km地点で、集団との差が1分45秒に若干縮まる。
しばらくして2つ目のマウンテンポイントの「タルビンゴ・ウオール(タルビンゴの壁)」というヤな名前のところを走って
行く。ココが最初に書いた「メチャ急な登り」という所なのだ。一気に集団がばらけて見る見るうちに意外な選手が
落っこちていく。そして日本人!流石は体が小さいだけあってスルスルと他の選手を追いぬいていく!
外国のボリューム万点な選手にはコノ登りはかなり辛かったらしく。結果が面白かった。

以下、結果。逃げていたオーストラリア選手エンマが1位、あとオールラ
ウンダーのオランダ選手・ミリアム(ワールドカップ3位)が3位に入っていた。
ちなみに沖サンが9位に入る大健闘!素晴らしい。
日本人選手は、大塚・27位、中村・31位、嶋田・32位、西・40位、
坂井田・46位、木村・57位。

実はこのゴール場所のタルビンゴは「スノーウイ・ハイドロ」というでっかい発電
所で有名な町。で、去年、私を助けてくれたクーマ在住の日本人・みち子
サンのご主人フランクさんがお勤めをしているところ(彼はクーマの支社)なのだ。
そして、たまたまタルビンゴに出張だったフランクさんがゴールに応援に来ていてく
れていたのだ!
後からみち子サンに聞いたら急にタルビンゴに出張が決まって応援に行けること
になったらしい。みち子サンは「私も見にいきたっかったからくやしかった!」と言っ
ていたな。ありがとうごさいます。
そんなみち子さんの紹介でオーストラリアのクーマに早く来て練習していた加南
チャンは、少々お疲れながらも試合への意欲はマンマン。この日も夕飯の時に
配られたリザルト(試合の順位結果リポート)を細かくチェックしてました。(左写真)

明日も2ステージ。最後のステージまでがんばって生きましょう・・・じゃなくて行きましょう・・・だな。

3月6日(水曜日)晴れ。ホンマに暑い。ジリジリ。

ツール・ド・スノーウイ第3日目。
今回のスノーウイはホントに天気に恵まれている。いや、むしろ天気に恵まれすぎて暑いぐらい。まあ、こっちは夏の終わりだから暑いのはしょうがないが、移動先が山間部なので朝晩が寒くて6〜7度、昼間になると25度以上まで上がる。車で移動という選手に比べたらラクな移動方法のスタッフの私でも朝、上着を重ねて着ていたものを昼には半袖と短パンにまで脱がないとタマらんのだから走る選手の苦労たるやハンパなものではないでしょうなあ。涙、涙である。シラケ鳥は飛ばないが(古)。こんな選手達には高タンパクで冷たいものが人気!ということでライトタイプのヨーグルト(しかも種類が多くてウマイ!)を買い足して用意しておく。私のオススメは右写真のアメリカンチェリー味。うま〜。

今日も2ステージ。まずはアダミナビーからクーマに戻って行く87.2kmを走る。そして間に4時間の休憩をおいてクーマの市内ど真ん中でクリテリウム。そこでフィニッシュとなるのだ。

10時30分に今日の前半戦スタート。
ナント昨日で惜しくもリタイアした唐見チャンは自走でクーマの町へ行くため、すでに出発しているのだ。気をつけて行けよ!またクーマで!!
スタート直後に、いつものラジオチェック。今日のこのコースはクーマの町へ向かってほとんど下って行くだけなので選手もスタッフも少々リラックスムード。ニュージーランドナショナルチームがラジオ応答で「んめぇ〜(正確にはンバアー)」と羊の鳴き声で答える!ラジオの向こうは爆笑!
こうなると笑いの神様が背後霊に憑いているフジノさんの血が騒ぐ。しかも同行の成田サンもその辺りが分かってらっしゃる人。
なので成田サンの入れ知恵で「JAPAN2コピー」に「ラジャー!」とコンバットのサンダース軍曹風に渋く答えてみたら、
これがツボに入ったらしく大爆笑!!ああ、笑い取りに行ったんじゃあねーだろ!と自分にツッコミ。
スタートから5分後に1人パンク。オージーの選手らしい。
10時40分、集団から4人の逃げが決まったとの情報。そのスグ後ろに7人の集団がいて、そしてメイン集団がいる
構成になっているらしい。下りだけだから、今まで登りに弱い選手のフラストレーションが爆発したか?!
6km地点、先程の急な揺さぶりから集団より落ちる選手4人出る。この中にナショナルの春恵チャンがいる。
10km地点、集団から選手が続出する。現時点では合計8人と判明、この中に加南チャンがいた。
11時ちょうど、また新情報。集団から遅れる選手さらに7人、そしてメイン集団選手のゼッケン番号がドンドン読まれ
るが多すぎて書きとりに必死。これでこのメインに沖サンがいることが判明。その位置でがんばれ!
11時12分、 さらに5人の選手が集団から落ちる。その中に玉藻チャンもいる。
27km地点、先に逃げていた合計11人が一旦集団に吸収した後に2人の選手が逃げたらしい。1人はサターンの
4日前のワールドカップ優勝選手のカノジョであるドイツ人、もう1人はAISの選手。今回のAISは去年の急成長が
嘘のように、イマイチ精彩にかける。それはやっぱりAISが一番分かっているらしく、ガンガン逃げさせる作戦らしい。
29km地点、逃げている選手2人と集団の間は30秒差。
33km地点、逃げている2人と集団との差が40秒差。あと、1人がパンクとの情報。
38km地点、 逃げと集団の差が30秒に戻る。
42km地点、変わらず。
57km地点、逃げ2人の選手が1分50秒差までに集団を引き離している。
61km地点、集団から4人が遅れる。
65km地点、逃げと集団との差が1分20秒。
78km地点、差が1分50秒になる。
80km地点、差が1分55秒に・・・。

12時30分頃、先頭がクーマ町内のメインストリートにゴール!1位はオランダ選手のミリアム、2位はワールドカップ
優勝者のカノジョ。で、AISの選手が来ないぞ。何かあったか?そしてトップグループが続々ゴールイン。沖サン
は大健闘の12位!凄いぞ。先程のAIS選手は22位でゴール。ありゃりゃ。ご愁傷さま(泣)。
しばらくして日本人選手も含めてゴールインしてくる。完全にバラバラで到着している。厳しいレースだったのだろう。
そして早くに集団から切れて(遅れて)しまった加南チャンを探していたら「日本人チームの通訳はいないか?」
という放送が流れる。まさか?!慌てて表彰式のトラック脇に行ったら、日本人のナショナルチームのマッサージャ
ー石田サンも駆けつけていた。一緒にレーススタッフとともに現場に行くと春恵チャンが路上に寝かされている。
意識が朦朧としている様子。運良くみち子サンも傍らにいてくれたのでレース専属医師の指示を伝えてくれる。
後から聞いたらコノ医師がみち子サンの家のホームドクター(家族全員の専属医師)で顔見知り。お陰で首尾
良く処置してくれる。そういえば、このオーストラリアのレースではナゼか多くの日本人がケガをしている。3年前は
唐見チャンがハンガーノックでゴール後に失神、2年前は歩チャンが最終ステージに落車で鎖骨骨折。去年は
何もなかったが今年は春恵チャン。来年はスタート前にでも御清めの酒でもまいておくかな。

しばらくして春恵チャンは意識が戻ったが、午後5時からの試合は医師の奨めもあり出場を見合わせた。
そして心配していた加南チャンも無事にゴール。チーフコミッセール(主審)に確認して完走だといわれて安心。
日本人選手結果、歩チャン・31位、広子チャン・38位、玉藻チャン・47位、理沙チャン・56位、加南チャン・
58位、春恵チャン・リタイア。

全員のゴールを確認してから2月28日から泊まっていた同じ宿に戻る。昼ごはんを取り、くつろいでいる選手も
いるそんな時間になっても一人自走で移動している唐見チャンは、未だ来ない。成田サンが心配している。
そんな時クーマに唐見チャンの壊れた部品を届けに再びメルボルンから来たボブさんが彼女を探しに行こうと車
を出そうとしていた。ちょうどそんなタイミングの最中に唐見チャン無事ご帰還。「プリンセス・ミヨコ」とボブに呼ば
れていた(笑)唐見チャンのリタイアの原因になった落車シーンをテレビでやる!というので午後のステージスター
ト間近にオンエアチェック。見事に他の選手から貰い落車しているシーンにボブさんが怒り心頭!!とてもじゃあ
ないがココでは書けない凄い言葉で罵倒。唐見チャン、ホントに良いオッチャンのところで良かったね。シミジミ。

午後5時にスタートなのでサインオンが30分前の4時半。そこで4時
ごろに、もう一回審判のところにいって午前の結果を確認。出走確認
してから今まで撮った分の写真の現像出来あがりを取りに行って戻った
ら加南チャンがチーム車で着替えている。アレ?聞いたら私が出走メン
バーの確認をしてから現像を取りに行く15分の間にタイムアウト扱いに
なって午後は出走出来なくなったらしい。オイオイ、そんなこともっと早く
言えよ(怒)!!
怒っていても、もうしょうがないので悔しいが加南チャンと2人でスタート
地点へ。「ああ、ヤバイよう!」どうしたの?加南チャン。「クーマのホー
ムステイ先のご近所の人が応援に来ている!ここにも、あそこにも!
リタイアがバレたら恥ずかしいよお」。そんな心配をよそに、ご近所の人
が彼女を見つけて声をかけてくる。「どうしたの?ケガでもしたの?」「
急にタイムアウトって言われて・・・」「それはヒドいわ!がんばっていたのにねえ。」ご近所の人、判っているじゃない
の。良い人で良かったね(その2)。 さて、スタートを見届けよう、何もなく終わりますように!!

5時のスタート直後から飛ばしまくるクリテリウムレース。1周810mという小さい周回を37周もするのだ。
沖サンが最初からとても良い位置でトップ集団にいる。スピードが凄くて写真でもブレてしまう(左写真)。そのがんばっている横で応援しつつ、
バカな2ショットを撮る私と加南チャン。(右写真)しょうもな。
クリテリウムの方はというと、中盤、少しはペースが落ちた時もあったが基
本的にはスピードが落ちない高速展開。でも、沖サンの好位置はあい
かわらず。周回するごとに遅れてしまった選手が追いつかれて排除される
中、ずっと集団に残っている。そして55人で出走した集団がゴールの時
にはトップ集団は32人になっていてゴールスプリント勝負!!沖サンは
見事7位という1ケタでゴール!!すんごいですう。

日本人選手結果、歩チャン・39位、理沙チャン・45位、広子チャン・49位、玉藻チャン・51位。
加南チャンナゼか出走出来ず。責任者出て来い!(ってしょうがないんだけどね)

ボブさんは唐見チャンの自転車部品を成田サンに渡して又遠いメルボルンまで戻っていった。気をつけてね!!
そして夜は閉会式と食事会。ビストロへオシャレして行く・・・って中国風の服を着ていったんだけどどう見ても「中国
のコドモ」になってしまうのが私。写真ない。スマン。皆でおしゃべりしながら夕飯。少し御酒も飲んで選手の労をね
ぎらう。その後、夜遅くなってしまったが、みち子サンのお家へお邪魔。こちらに来て始めての緑茶をいただきながら
オーストラリア最後の夜を堪能させていただく。

日本人選手のツール・ド・スノーウイ最終総合結果。
沖 美穂・12位、大塚 歩・32位、嶋田 広子・36位、中村 玉藻・46位、坂井田理沙・53位。
お疲れ様でした!今日で加南チャンと理沙チャンとはお別れ。彼女たちはクーマに残るのだ。
元気でトレーニングしていてね。日本で又会いましょうな!!

明日は3年ぶりにニュージーランドへ里帰り?!ウフフフフフフフ。

3月7日(木曜日)チョット曇っている。けどココロは快晴!

今日はニュージーランドへの移動日。・・・ここから先は「ニュージー里帰り編」へ続くのだああ。

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