むつみのオーストラリアート!!2001年3月 2001年2月

2001-3-1

移動日の確認が、やっと昨日出来ました。で、明日の朝9時頃にスノーウイのスタート場所のクーマに行くことに。今日は午前中に軽く走ってから昼を加奈チャンもお気に入りのマッド・カフェでいただく。以前から気になっていた「カラマリ」というモ
ノに挑戦!その正体はイカリングのサラダでしたあ。でもサラダに中華ヌードルを焼き付けた香ばしいモノが入っていて日本人の私達にはうれしい味でしたわん。ちなみに「ディム・シム」というのはシュウマイ、「スプリング・ロール」は文字通り春巻
き、「ドア・ストップ」はオープンサンドウイッチでした。外のゴハンの時には毎回、頼んだものがどんな物になって出てくるか未だに分からんのだよ。神経衰弱メシ。うーん、今日は外れなかったけど、何時ぞやか外での夕ゴハンの時、とあるホテ
ル(といってもモーテル風の所)で食べた時はヒドかったわあ。私はチキンカレー、加奈チャンは地元名産のトラウト(鱒)を頼んだのだが私のはプロレスラーの食事のようにチキンだけがどっさりのった辛くない変なカレーもどき。加奈チャンのは尾かしら付きの鱒の丸焼きで味付けがほとんどナイ。2人とも食べるというより「かたずける」という感じで食べたが結局残してしまって、加奈チャンは残った鱒をサラダの中に「埋葬」して私は犬の餌のようにチキンを残しておいた。この辺で一番、ハズレが少ないのがイタリアン。特にお勧めが「アンジーズ」というトコ。ここのパスタもブルスケッタもマッスル(ムール貝)も最高!ただしピザはイマイチでしたわ。あと、この店の経営者夫婦が良い人で楽しかったあ。
今回は観光ガイドのような内容になってしまったな。ま、明日からはレースの日々で、観光気分はもう、しばらくはお預けなので今日は楽しみますわ。

本日のめにゅー・バイクで1時間28分(20km)

2001-3-2

とうとう試合前日となりましたわ。移動時間を朝9時ぐらいと聞いていたので朝ゴハ
ンを早めに食べて最後のリゾート気分を満喫する。外はスゴイ霧で霞んでいたが、な
かなか幻想的な風景でよいぞ。まあ、毎日毎日トーストとシリアルだけの寂しい朝食
だったが・・・。おかげで私達はフルーツの缶詰とかヨーグルト、しまいにはハムや
食べ残しのスコーンまで持ち込んでトースターで焼いたりシリアルに混ぜて食べて
た。回りの他の宿泊客の人はそんな私達を見て、あまりにも用意周到なのが不思議な
のかジロジロ見てた。普通こんなオージーの片田舎に日本人が2人も、しかも女性同
士でいたら変ではあるなあ。
ゴハンも済まして部屋で最後の荷物整理と忘れ物チェックをしていたのだが、10時
近くになっても迎いの来る気配ナシ。いやーな予感がして主催者のフィルさんに電話
したが電話に出てくんない!試合の前日じゃあ忙しいのかな?しょうがないので大会
本部に電話。やっと人が出て「迎いが来ない!」と文句を言ったらもう一人の関係者
の電話を教えてくれた。それが去年もお世話になったイアンさんで電話をしたら繋が
らん!もう一回本部に電話して「迎えに来る予定になっている人の電話を教えて!」
と詰め寄って新たに電話番号を教わって電話したら「今、シドニーとキャンベラを選
手とか関係者のピックアップで動いているから何時にそっちに行けるかどうか分から
ん!」と言われた。なんだよお!!結局、泊まっていたホテルのオーナーが交渉して
くれて昼3時に来てくれることを確認してくれた。最後の最後までホントに世話に
なってしまいました。大感謝ですう!
昼まで練習してきてピックアップの人も来て無事にクーマに移動。ここで今回、急遽
参加が決まった全日本チャンピオンの沖 美穂サンとスタッフと合流!マレーシアの
ランカウイで走りこんできた彼女は、すでに顔が真っ黒で調子は万全の様子。さらに
去年お世話になったオージーのピーターとデニス、選手のジュディーとも再会。ピー
ターは新たに女子チーム「シティー・サイクル」を結成しての参加。私もいちおう日
本で女子チームを組んでいるので時間がある時にいろいろアドバイスをもらおう!さ
あ、明日がんばるぞ!
本日のめにゅー・バイクで1時間20分で軽く

2001-3-3

今日からツール・ド・スノーウイが始まる。今日は2ステージあるのだよ。朝は6時
起きで早めにゴハン食べて支度。天気が悪くて雨も少々だったので寒いのでウオー
マーはいてアップに行く。なんか体がだるう。ここ1週間、練習で休み日をおいてな
かったせいか?まあ、第1ステージは30kmで終わるので、なんとかやってみます
かい!
9時に出走サインを済ませてアップをもう一回。9時20分召集でチーム紹介をされ
てスタート位置につく。9時半にスタート!いよいよ長くてツライ5日間が始まっ
た。このステージは811mのコースを37周するレースなのだが、しょっぱなから
飛ばす飛ばす!お陰で最初の1周しか集団についていけず、しばらく1人で走りつつ
ラップされるのを待って後から来たコボレ集団につく。この状態で最後まで走ったの
だが最初の1ラップが他の選手より余分についてしまい一番ビリになった。あー
ニュージーに続いてトリを務めているのなあ。まあ、トリでもいいから最後まで走り
たいものよのう、トホホ。
第2ステージまで一旦ホテルに戻り軽く間食を食べて補給してからアップ。コースは
クーマからジンダバインへの61.1km。この道はジンダバインに1ヶ月の滞在中
に何度も練習した道。なのでどういう構成か分かってしまう。だからこそツライ場所
も分かっている(泣)。なんとかクリアしてみましょう!
12時にスタートして5分で集団から離れてしまう。何故か心拍が上がる前に脚が異
常に重くて踏めないのだ。イタイわけでもないし腰も大丈夫なハズ。とりあえず進む
しかないのでガマンして走る。途中、半分ぐらい来た所で1人見つけたので一緒に行
こうとして、しばらく前を引いて走るが一向に先頭交代をしてくれない。何か変だと
思いつつ前を走って、ふと後ろを振り返ったらエラく離れてキレキレになっていた。
可哀想に思って戻ってくるのを待ったが、もう来る気配がなかったので捨てていく
(笑)。まるで両家待ちで捨てパイに迷っている時に、さらに良いパイを引いた気
分って分かるかい!
先頭から遅れること20分ほどでゴール。ちなみに捨てた娘はリタイアしてましたあ。
第1ステージ・・・50分、第2ステージ・・・2時間7分

2001-3-4

今日は快晴、気温もまずまず。出発が昨日より1時間遅いのでゆっくりと朝ゴハン。
昨日の脚の異様な感じは村川サン(今回、同行してくれているマッサージ師)が念入
りに揉み解してくれたお陰で少しは改善されている。しかし疲れがどっと出てきてい
る感じが自分でも周りでも分かる。朝、ダイニングで会ったピーターが「オマエ、
1ヶ月もジンダバインでトレーニングしてたんだって!そんなにダルそうなのは練習
の疲れが取れてないんだぞ」と言われる。で、レース直前の練習内容を伝えたら「そ
れはレスト(お休み)が足らない。休みも練習のうちなんだぜ」と説教。あー、分
かってはいたんだけどレースに向けてハリキリすぎたなあ。おおバカ藤野。
10時にスタート、コースはジンダバインからスレドボまでの登り基調が35.9k
m。しかもスタート直後にドカンとキツイ登りがある。ほんで、やっぱりお約束で、
そこで集団とサヨウナラ。その後、誰とも会うことなくゴール。1人でずっと走って
いたせいか先頭から30分以上も遅れてしまう。あーダメだわあ。
今日も2ステージあるので次にステージ前にアップに行くが腰をかばいすぎたせいか
太もも、膝、指先がビリビリする。走る前に村川サンにマッサーを入れてもらってビ
リビリ感は治まったのでスタートに向かう。コースはサーキットコース4.4kmを
8周するのだが、いざ走りだして最初のキッツイ登りでジワジワ離れる。しかも脚が
ツライので変な踏み方をしたせいか右のクリートが登り途中で外れたり、呼吸が異常
に上がってしまう。3周目に入った頃には向かい風が強くて1人の私は、まともに風
を受けてしまうので辛さ倍増!!しまいのは登りで息が上がりすぎてゼーゼー言いす
ぎて応援に来てくれている観客からすごく声援が飛ぶ。が、私はあまりの辛さに半泣
き状態!脚も動かなくなって「どうしよう・・・」と残り3周に入ったら現地スタッ
フが・・・。
・・・そうです。「コースアウト」です。UCIの人がスマナソウな顔をして「時間
がオーバーしているからココでおしまい。お疲れ様」と言われてしまったのです。
これを読んで下さっている方々には本当に申し訳ありませんでしたが、藤野は2日目
でタイムアウトになってしまいました。これで私のレースは10日のワールドカップ
のみになってしまいました。せめて出来るだけワールドカップでまともに走れるよう
にケアに務めていくのみです・・・。あー、悔しい!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!

2001-3-5

今日から、またもや(W杯までの間)マネージャーに復活。すげー不本意だけど今は
残って走りつづけている加奈チャンと沖サンのサポートに回る。いつもの短パンとサ
コッシュ姿でスタンバイ。この第5ステージは77.3kmだがスタートして5km
ぐらいで1582m地点のところから一気に500m地点まで20kmしか使わずに
下る!!しかも10時スタートよりも早めに車で出たがつづら折りのスゴイ技使いの
必要なコース。私は車で下ったけど、はっきり言って酔ってしまったのよ。同乗して
いたマッサー村川サンも急に口数が少なくなってしまったほど。こんなグネグネ道を
選手達はバンバン飛ばして降りてくるのだよ。先回りして下りきった所で時間があっ
たのでカメラを構えたけど迫力に圧倒!しかも下りきった所でバサッと音が。何かと
思ったら下りで体が冷え切ってしまうので選手がお腹とかに新聞を入れて下ってき
て、終わった途端に捨てて登りに備えているのだ!皆、必死だねえ。私もコノ中で走
りたいのう(泣)・・・。
で、コノ後の登りが又スゲーんだわ。カテゴリー1級の山なんだけど苦労して一気に
1000m近く下ったのに今度は500m登る!しかも、その高さを10kmで走る
!!そんな急な所をトップ選手はゴリゴリいわして走るのだ。見ているだけで目まい
がしそう。しかもその後にまたまた一気に750m地点までに下る・・・って人をバ
カにしたようなコース設定。人生の様でもあるとも言う・・・か?!
この日は途中での補給がなかったので、ずっと車に乗っていたからラクなはずなのに
何だか膝に違和感があるし背中も結構だるい。ちょっと昨日はムリをしていたみたい
だのう。選手がゴールした後、落ち着いてからお散歩がてらウロウロ。そしたら何か
聞き覚えのある曲が・・・「!こ、これは!!ジョイ・ディビジョン!」こんな能天
気な国(失礼)で何でこんな暗い曲がかかっていあるの?!音の方角には1人のメカ
ニックが作業中。まさか彼が聞いているの?と思いつつキリの良さそうな所で話掛け
てみたら「そ!オレのなんだよ」だと。その後、80年代の洋楽の話で2時間(!)
も盛り上がってしまった!!何しに来てるんだよ私って!明日は少し、調子を見なが
ら練習しないとっ!
本日のめにゅー・お休み

2001-3-6

今日がスノーウイのレースで一番長い日(byさだ まさし)の110.8km。し
かも途中にカテゴリー2の登りがあるうえに最後のゴール11km手前から1000
mのカテ1級の登りアリ!!去年はゴール直後に加奈チャンがフラフラに果てていた
んだよなあ・・・と思いつつ出発。私とマッサーの村川サンはコース途中の補給地点
に先回りするためにAISの補給班の人の車に同乗する。今年の補給場所は去年のよ
うに日陰のないカンカン照りの所だったがハエが少なめで助かるわん。同じ場所にA
ISの他にサターン(現在ポイントリーダーのアナ・ウイルソンがいるチーム)と
ジャイコが一緒で、選手達が来るまで井戸端会議が始まった。私達が日本人というこ
とでAISのスタッフの1人が「ボクは何度も日本に行っているよ」と話を進めてく
れた。で、彼によると毎年オーストラリア代表の男子選手とツアー・オブ・ジャパン
にスタッフとして来ているらしい。「奈良ステージは景色がいいし、茂木ステージは
バイクのサーキット場を使っているのが興味深い。けど、すべてのステージがクロー
ズサーキットのコースでつまらない!」ですって。何とかしようよ、連盟さまと警
察。あと彼は「1990年の宇都宮の世界戦に出場した」こともあるんだと。それを
言いながら周りに冷やかされて照れているカワイイ人でしたわ。誰か知ってますか?
彼はブライアン・ステファンスというのですが・・・。
補給では運良くうまい位置取りが出来たので沖サンにも加奈チャンにもスムーズに渡
せた。さらに加奈チャンに渡した後に車が動いたので移動中にも合流出来て後から追
加も渡せてラッキー。しかも先頭集団に合流した時にアナ・ウイルソンから「水ちょ
うだい!」と言われて補給しちゃったよ!去年のバン・ポッペル先生(オランダの元
スプリンターでツール・ド・フランスにも出場歴アリ)との仕事といい、スゴイ事を
やらせてもらちゃってうれしいのう。でも走りではそういう絡みは今だナシ。トホホ
ホ。
最後の登りでかなり集団がばらけたのでゴールタイムが気になったが沖サンはもちろ
ん、加奈チャンもセーフ!しかもゴール後の調子も去年より良いらしく、すぐにダウ
ンに行っていた。良かった、良かった。私も選手の後片付けが済んだら少し走ってこ
ようっと。
本日のめにゅー・バイクで1時間、軽く流す。

2001-3-7

スノーウイの最終日の今日は2ステージ。まず69・1kmのロードを走った後に3
0kmのクリテリウム。最初は私も自転車で早めに出て69kmのコースを先回りし
て走ろうと思ったが道に迷って迷惑をかけそうなので、あきらめてスタッフと車で移
動。このコースは初めてなので気になったがコースの中間地点まで緩やかに登って、
後は緩やかに下る構成。でも最後だとゆーのに先頭集団がこまめにアタックをかける
のでかなり大変そう。でも沖サンは最後まで集団に食らい付いてかなりの上位(13
位)でゴール。加奈チャンも第3集団でゴール。すぐに午後のレースの準備をして私
も走る準備をしてクリテリウムのコースを試走。途中で私がリタイアしているのを
知っている人達から冷やかされて照れる私。照れてる場合かあ!!
午後1時から最後のステージがスタート!このコースの場所ツーミットは以外と大き
い町なので観客も沢山見にきていた。小学生の団体も来ていて、目の前を選手の集団
が通り過ぎると「キャーーーー!」とカワイイ歓声が出る。道の悪いクリテコースの
せいか集団はあまりバラバラにならないが、結構イイ感じのスピードが出ている。沖
サンは4人の逃げを追う次の大集団に食らい付く。加奈チャンもその集団の一番後ろ
にくっついて踏ん張る。1人、2人とこぼれていたが2人の日本人はメイン集団にか
なり長い時間残っていたのだよう。日陰で私は着替えつつ応援。残り1周でメイン集
団が一気に動いていくが、見事に逃げ4人が決まった!4人のうち2人はニュージー
の選手で残りの2人は地元オージーの選手だったのでゴールではかなり盛り上がって
いましたねえ。沖サンは14位でゴール、加奈チャンも1ラップだがリザルトが残
り、総合結果で日本人は沖サンが38位、加奈チャンは58位(出場71人、リタイ
ア10人)でした。ちなみに総合優勝はキンバリー・ブルックナー(サタン)、スプ
リントトップはアナ・ウイルソン(サタン)、山岳は今年の世界戦チャンプのジナイ
ダ・スタルスカヤ(ガス)でした。
レースの後、コースの近くにあった「オリンピック記念プール」がナント無料になっ
ていたので選手達が入りにきていました。しかもタオルのない選手にはタオルまで無
料で貸すなんて、粋な事をしてくれますなあ!気温30度の炎天下にはうれしい話だ
よん。
本日のめにゅー・バイクで30分間、コース試走。

2001-3-8

ホントは昨日、山奥の宿に戻る日程だったが後日キャンベラのレース練習の度に車で
3時間以上かけて宿から会場にきて走って、又、宿に戻るのは地獄(泣)なのでキャ
ンベラで自費で宿を確保。今回のレースの宿泊日程は、かなりカツカッチン(業界用
語)で主催者の台所事情の悪さが分かってしまってたまらん気持ち。でもニュージー
も去年は予算不足で中止になっているし、レース主催を取り巻く事情はかなり何処で
も苦しいらしい。せめて良いレースをやっていることを、もっといろんなメディアに
伝えたいモノです。
で、昨日は(話が戻るよ)レースのあとのプレゼンご飯の後に即、移動してキャンベ
ラの街中に宿泊してますわ。1ヶ月以上、山奥に篭もっていたので都会に出るとウキ
ウキしてしまう。朝は散歩がてらに店を覗く。それで昼ゴハンに「日本食レストラ
ン」という韓国料理屋(笑)に食べに行く。そして練習に行った後に又、街を徘徊。
都会の光が心地よいのう。ジンダバインだと10分も歩くとショピングセンターを1
周り出来るけど、この辺は20分ぐらい(トホホ)。これでシドニーに行ったら、お
上りサンになるのでしょうな。母さん、あれが二重橋だよー。違うかあ。
本日のめにゅー・バイクで2時間(ワールドカップのコース試走)

2001-3-9

午前中に又もやワールドカップのコースを何周か試走する。膝の具合も腰の痛みもマアマアで脚の感じは直りつつある感触。あとは「当たって砕けろ!」精神で走れる所 までがんばろうと思う。コースはフラットなのだが2箇所ほどアタックポイントになりそうな短い登りがある。下りはあまり長いうえに急ではないので家内安全。去年は見てただけな上に補給場所にしかいなかったのでコースを覚えねば・・・と考えながら走ったら見事に迷いましたわ(少しだけど)。本番の時には間違えませんように!
宿に帰ってシャワーを浴びてテレビを点けたら「地元出身の自転車選手でオリンピックにも出場したトレイシー・ゴードリーが引退」との報道が。今回のスノーウイにエントリーしてなかったので変に思っていたが・・・そうだったのかあ。「年も取った
しオリンピックにも出場が叶ったので引退するが、これからも自転車に関係する事に携わる」との彼女の弁。年ですかい・・私にも重ーく圧し掛かってきてますなあ。
頭の中は年取ってなくて相変わらずのバカなのに。それじゃ、なおさらショーもないってか?
夕飯の時に去年一緒のチームだったジュディー・ホッパーと隣の席になったのでイロイロ話をする。去年撮った写真を渡していたりしていたら向かいの選手がスゴイ量を食べているのに気づいた。ジュディーと同じチームの娘なので聞いたら「あれはいくらなんでも彼女、食べ過ぎだわ!」だと。だって普通1〜2皿ぐらいで済むのに、その娘は山盛り3皿平らげて、その後にデザートのチョコレートケーキも2個ペロリ。実はあまり走りは速い選手ではないのだが、大食い選手権ではブッチギリのトップになれそうだぞ。トホホホ。

本日のめにゅー・バイクで1時間30分(ワールドカップのコース試走)

2001-3-10

えーと、実は今ワールドカップレースが終わって、シャワーも浴びてマッサーを待っ
ている状態なのですが、これは、もうすぐにでもアップして皆様にお伝えしなければ
!と思ってカキコしているのです。まず、オイラは最初、集団の真中にいたりと調子
良いことしてましたが7周目で(20周回のうち)降ろされまして、加奈チャンは結
構良かったんだけど惜しくも14周回で終わってしまいました。
で、(ここからが大変!)ナ・ナント我らが沖 美穂選手がですね・・・(引っ張
る)ワールドカップで6位でゴールしたのよお!!走っている間はずっと第一集団に
いたし最後のゴール勝負でウマクするするっと抜け出てスプリントが決まったのだよ
!日本人の女子でワールドカップに1ケタ入賞したのって初めてでないかい?!その
瞬間に立ち会ってしまいましたわ!おおおおおおお!!日本の女子選手の海外進出の
弾みになるキッカケになって欲しいものです。連盟様、見ておらしゃいましかい!!
(怒)
多分、今日の夜はお祝いです。どんちゃんかな?でも一言・・・せめて半分の10周
回は走りたかったわ、私!!修行だああああ!!(と、やけ酒かい)
本日の結果・実は私、ビリではなかったのでした。ある意味スゲー(バカ)。

2001-3-13

とうとう、ココ、オージーに来て今日で42日となった。明日には帰国。久しぶりの
日本ですなあ。まだ森サンは元気に政府を混乱させてますか?こっちの国の首相もな
かなかの不人気で森クンとタメ張ってます。て、言うか日本まだあるのかしら?!
「オカエリナサイ」状態はゴメンだぞお!(トップをねらえ!を見た人には分かるネ
タ)あとウワサだと西条秀樹がとうとう結婚したらしいですね。何か、みんなアッサ
リ結婚するんでフジノ困っちゃう。何が困るのは分からんが・・・。
今回は1ヶ月もトレーニングの期間を作って走っていたが、情けない事にスノーウイ
に完走出来なくて悔しいことこの上なし。しかし、かなり乗り込みが出来たし、条件
の良い場所でこの時期にコレだけ走れたので自分の練習方法にヒントが沢山出来た。
まず、ムリしない(笑)。いやいや、冗談じゃなく私は(客観的に見て)追い込み過
ぎるのでメリハリをかなり意識して作らんとアカン。これってフルタイムでの仕事を
しながら走っている人には特に言えることかなあ。気づくのが遅いと言えば、その通
りだけど私も今までかなりメリハリは着けていたつもりだった。けれど、そんなメリ
ハリがヘンな所で「中途半端な練習内容」になってしまった気がする。平日から仕事
の時間を中途半端に縫って変な距離乗るとか過度のインターバルかけるのは余りにも
全体的過ぎる気がする。追い込む時には1日とか半日でもいいんだな。それで普段の
仕事の日は局所の補助トレーニングでもよいのかなあ。そして、その何処の局所を鍛
えるべきか(脚の腿裏とか大腿部とか)分かるぐらいガンガン休みに乗って・・・と
いう感じでやるのが良いと思う。それが分かるぐらいキツク乗るのは週末の1日か2
日あれば、とりあえずは良いのかも。体のベース作りは丹念過ぎるくらいやってOK
ですし。
特に(これって女子選手のほとんどがそうだけど)ベースの体が出来てないうちに自
転車だけのトレーニングをやり過ぎているのだなあ。いきなり体重を落とすのも手か
もしれないが、それだけだとパワーもロスするから筋肉を付けている時点での(体脂
肪を除いた)一時的な体重増加はあるし、その体重の変化も年単位で絞っていったほ
うがキチンとした筋肉作りになるのですよ。と、いうのもAISが去年、コロコロし
た選手が多くて成績もイマイチだったのが今年はウマク絞り込んでいて成績も良く
なっていたから。これはゼヒ日本の女子選手も見習って欲しいです。
私は今回のトレーニングのために去年の夏にパワーを落とさないために夏バテしない
ようにして冬のシクロクロス直前に体重を落としておいた。それでこっちに来てかな
り乗り込んでいたので調子乗って(というより練習量をレース直前に落とすのが怖く
なった)のでレース前の調整に失敗した。これって、体力にも問題があると考えてい
るので帰国後はもっと、ツルツル(ウエイトの事)しないとなあ。そうすれば好きな
自転車にもっと乗れるだろおな。課題は山積みです。
今回、この日記を読んで下さった方達に感謝致します。読者の皆様で意見、叱咤など
ありましたら遠慮なくメールか掲示板へどうぞ。
そして、海外モバイルに協力してくれた、なーサンにこの場を借りてお礼いたしま
す。
さらに英訳協力してくれたイワキ氏にもこの場を借りてお礼いたします。
そして藤森サンにも感謝。ニュージー行けなくて御免なさい!!
今後4月からのニューシーズンもチームVOLCA−CCMの活躍、応援してくださ
い!でわ、アディオス、アミーゴ!(と言って腰を振る)!!!!!!!

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